江ノ島の地層(撮影:2008年5月27日)


1)江ノ島の北東面。左端に、ヨットハーバーと海蝕崖が見えます。


2)ヨットハーバーの灯台。左上の岬は稲村ヶ崎です。


3)ヨットハーバーの灯台から西へ伸びる遊歩道。


4)江ノ島南側の海蝕崖の東端。


5)崖の上に、赤土の層が見えます。


●箱根火山の堆積物(神奈川県立総合教育センター)

赤土の層の中にあるオレンジ色の層は、軽石の集まった地層です。この地層は、箱根火山が爆発をしたときに吹き飛ばした軽石がここまで飛んできて堆積した物です。この堆積物は、陸上で堆積した物です。この層の軽石は、風化をしていて、粘土となっています。そのためこの土をとって洗い出すと、中から火山灰中の鉱物を取り出すことができます。


6)江ノ島南側の海蝕台と海蝕崖。


7)海蝕崖は層理が不明瞭で、ぐじゃぐじゃに揉まれているようにも見えます。


●江ノ島南側の地層(神奈川県立総合教育センター)

この付近の地層は、大変硬くハンマーでたたいても簡単に割ることができません。しかも地層の面がよく分からず、ぐしゃぐしゃになっています。大きな変動を受けたことが予想されます。しかし、よく見ると砂がちの所と泥のがちのところがあります。茶色っぽいさびの色のような所も見られます。

この地層からは、堆積した時期がわかるような化石が見つかっていません。逗子層の下にあり、1500万年~2000万年前くらいに堆積したものだといわれています。この地層を葉山層群と呼んでいます。


8)砂岩層(江ノ島南側の海蝕台、葉山層)。


9)砂岩層に挟まれた黒い層(江ノ島南側の海蝕台、葉山層)。


10)級化構造(江ノ島南側の海蝕台、葉山層)。


11)凝灰岩層(江ノ島南側の海蝕台、葉山層)。


12)山二つの断層。


13)藤沢市観光課『山二つ』の案内板。崖の上にあります。


14)案内板の図の部分。

江ノ島をちょうど二分する境となっていることから、俗に「山ふたつ」といわれています。断層に沿って侵食された海食洞が崩落したことで「山ふたつ」が出来たともいわれています。

サムエル・コッキング苑から下りてくる階段横には、赤茶色の地層が見えます。これは関東ローム層で、箱根・富士山の火山灰が堆積したものです。


15)案内板付近から覗く、山二つの崖の下の海蝕台。


16)秘竜窟付近の、風化の進んだ海蝕崖。左上の穴にイソヒヨドリがいます。


17)秘竜窟の手前から岩屋を望む。この先、岩屋側へは渡れません。


18)戻って山を越え、岩屋側へ出ます。


19)岩屋側からヨットハーバー側の海蝕崖を望む。


20)岩屋側からヨットハーバー側の海蝕台を望む。


21)岩屋付近の海蝕崖。


22)藤沢市観光課『稚児ヶ淵』の案内板。

稚児ヶ淵は島の西端に位置し、大正十二年(1923年)の関東大震災で一メートルほど隆起した海蝕台地です。この名勝の由来は、建長寺の修行僧自休が、江ノ島へ百ヶ日参詣の帰り、相承院の稚児白菊と出会ったのが縁で恋におちいりました。しかしその恋も実らず、ついに白菊はこの断崖から身を投げ、自休もそのあとを追ったという悲恋物語からおこっています。

ここから眺める富士山夕焼けの相模灘の美しさは、まさしく「かながわ景勝50選」のひとつに数えられるものです。


23)稚児ヶ淵。


24)稚児ヶ淵から右へ進んで、島の北西側へ回ります。


25)島の北西側から、片瀬西浜方面を望む。


26)江ノ島北西側の海蝕台と海蝕崖(南西方向から望む)。


27)江ノ島北西側の海蝕台と海蝕崖(北東方向の弁天橋から望む)。


28)江ノ島の北西面。右端の海蝕崖は、稚児ヶ淵です。


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