鷹取山の地層(撮影:2008年6月10日)


1)横須賀市湘南鷹取の鷹取山公園入口。


2)なだらかな坂を登ります。


3)公園中央の広場の東屋が見えてきました。


4)東屋から、湘南鷹取台の住宅地と、長浦港方面を望む。


5)横須賀北ライオンズクラブ『鷹取山ハイキングコース』の案内板。


6)鷹取山公園管理人詰所と、海上保安庁特殊救難隊のレスキュー車。


7)公園の西端には、標高139メートルの展望台があります。


8)公園の東端には磨崖仏が西面し、背後に前浅間の岩峰が聳えています。


9)磨崖仏。


●横須賀風物百選『鷹取山と磨崖仏』

鷹取の地名の由来については、太田道灌が鷹狩りをしたことによるとか、鷹が多くいて鷹をとったことによるとか、いろいろな言い伝えがあります。また、高いところを示す語に「タカットー」の原意があり、これが「タカトリ」となり、鷹取の文字をあてたものとも考えられています。

この山の地質は、市内の至る所でみられる第三期層凝灰岩です。軟らかで加工しやすいため、家屋の基礎や塀、護岸などの建築土木用材として鷹取石の名称で広く愛用されてきました。

切り立つ岩の様相は、明治から昭和の初期にかけて、石材を採取したために生じたものです。この山の容姿が群馬県の妙義山に似ているところから、「湘南妙義」の別称で呼ばれるようになりました。また、岩肌にある無数の小さな穴は、登山練習のために打ち込まれたハーケンの跡です。

磨崖仏の弥勒菩薩(みろくぼさつ)尊像は、逗子市に在住の川口満氏の依頼により、本市在住の彫刻家藤島茂氏が昭和四十年ごろに製作したものです。


10)前浅間の岩峰。


11)前浅間で訓練中の海上保安庁特殊救難隊の皆さん。


12)火山礫凝灰岩と凝灰質粗粒砂岩の互層(前浅間、三浦層群池子層)。


13)西側の展望台から見て前浅間の手前には、後浅間の岩峰があります。


14)後浅間の岩壁。


15)湾曲しているように見える地層(後浅間、三浦層群池子層)。


16)後浅間の前衛岩壁。


17)後浅間の前衛岩壁よりさらに手前には、子不知の岩峰があります。


18)展望台から見た子不知の岩峰。


19)公園中央の広場から見た子不知の岩壁。さらに奥に親不知が見えます。


20)展望台があるのは、親不知の岩峰です。


21)親不知の岩壁。傾斜したオレンジ色の地層が目立ちます。


22)オレンジ色の地層(親不知、三浦層群池子層)。


23)火山礫凝灰岩と凝灰質粗粒砂岩の互層(親不知、三浦層群池子層)。


24)貫入岩脈(親不知、三浦層群池子層)。


●横須賀市役所三浦半島地盤研究会『鷹取山の池子層』

池子層は、三浦層群上部にあり、逗子層の上に位置します。三浦半島の北部から、観音崎まで分布し、軽石や岩片を含んだ火山礫凝灰岩や凝灰岩質砂岩でできた地層です。400~350万年前に、火山活動による大量の火山灰が海底の裾野に降り積もり、積もった灰の一部は海底地すべりとなって海底谷を埋め、池子層となりました。

鷹取山公園の山頂の崖では、黄褐色の火山礫凝灰岩と凝灰質粗粒砂岩が互層状に積み重なっている池子層下部層が見られます。崖の最上部には、厚さ三メートルほどの灰白色の軽石質シルト岩の池子層上部層の一部が見られます。


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