東高根遺跡(撮影:2008年11月26日)


東高根森林公園の正面入口付近

1)川崎市宮前区神木本町、神奈川県立東高根森林公園の「正面入口」付近。


東高根森林公園の案内図

2)東高根森林公園『総合案内図』部分。


●東高根森林公園『公園の概要』案内板

この公園は、川崎市のやや西寄り、東名高速道路と市営緑ヶ丘霊園に隣接した位置にあります。

現在、古代芝生広場になっている場所は、昭和43年から昭和44年の住宅地の開発によって、弥生時代から古墳時代にかけて営まれた竪穴住居跡が発見され、また、周囲のシラカシ林(推定樹齢150~200年)が、学術上非常に価値の高い植物群落であることが判明しました。

そこで県では、これら集落跡とシラカシ林を文化財として保護するため、昭和46年12月、史跡及び天然記念物に指定する一方、これら文化財を含む周囲を一体として県立都市公園として整備することになり、昭和48年度から工事に着手しました。


道標(東高根森林公園)

3)まず「ピクニック広場」へ向かいます。


遊歩道(東高根森林公園)

4)遊歩道の階段を登ります。


ピクニック広場(東高根森林公園)

5)「ピクニック広場」に着きました。


遊歩道(東高根森林公園)

6)さらに、公園の奥へ進みます。


花木広場(東高根森林公園)

7)「花木広場」の休憩所。


道標(東高根森林公園)

8)「花木広場」から「古代芝生広場」へ向かいます。


●東高根森林公園『東高根遺跡』説明板

『東高根遺跡』

古代芝生広場には弥生時代後期(三世紀頃)から古墳時代後期(六世紀頃)にかけて営まれた集落が埋蔵されています。この遺跡は昭和43年から昭和44年の住宅地の開発によって発見されました。その後、昭和44年から昭和45年の調査では約60軒の竪穴住居が確認され、広場全域では約100~150軒の竪穴住居があると推定されています。

神奈川県はこの貴重な遺跡とその周囲に広がるシラカシ林を保護するために、昭和46年12月21日、東高根遺跡を神奈川県指定史跡に、東高根のシラカシ林を県指定天然記念物に指定しました。

『弥生時代の人々の生活』

紀元前三世紀ないし四世紀、弥生時代になると、大陸の影響を受けた新しい文化がおこり、稲を栽培し、土器・石器のほかに銅や鉄で作った道具を利用する生活が始まりました。

弥生時代の人々はこの台地(古代芝生広場)に竪穴住居を構え、集落を形成していました。周囲の谷(湿生植物園付近)では湧水を利用して稲を栽培し、台地の周囲に広がるシラカシ林では農業に必要な鋤、鍬の柄や木製品の材料の採集、あるいはドングリなど食料となる木の実の採集が行われていたと考えられています。

このように東高根森林公園には弥生時代の一集落が生活する上で必要な住居跡、農耕の場所、採集の場所が保存されており、古代の人々の生活を知るうえで、重要な公園となっています。


東高根遺跡の説明板

9)「古代芝生広場」。シラカシ林に囲まれた、不思議な雰囲気の空間です。


古代芝生広場(東高根森林公園)

10)「古代芝生広場」。


古代芝生広場(東高根森林公園)

11)「古代芝生広場」。右側の木は、ミズキです。


古代芝生広場(東高根森林公園)

12)「古代芝生広場」の『ミズキ』樹木名札

枝をきると水が出るのでこの名があります。冬の枝は赤く色づき、ダンゴ木といって正月のモチかざりにします。あれ地にまっさきに生えます。ミズキ科。


古代芝生広場(東高根森林公園)

13)「古代芝生広場」。弥生時代へトリップしましょう。


古代芝生広場(東高根森林公園)

14)「古代芝生広場」。


古代芝生広場(東高根森林公園)

15)「古代芝生広場」。中央の木は、シラカシでしょうか。


古代芝生広場(東高根森林公園)

16)「古代芝生広場」。


古代芝生広場(東高根森林公園)

17)「古代芝生広場」に隣接して「古代植物園」があります。


道標(東高根森林公園))

18)東高根森林公園『古代植物園』説明板

日本の風土は、温暖湿潤で、植物の生育に適したところであります。また、日本の国土は南北に長く連らなり、山地も多いので、その広さの割に植物相は変化に富んでいて、その複雑さは世界でも有数であります。日本の文化もこの豊かな植物相の中でつちかわれてきたものであります。

日本の伝統的文化の原型が形成された古代(縄文時代から平安時代)には植物がどのように生活にかかわっていたのでしょうか。この古代植物園は、「食料・衣料・染料・建物・薬・木製品・親しまれた植物」の七つの部門に区分して、それぞれに代表的な植物を栽培してあります。日本文化と植物のかかわりあいの一端を読みとってみて下さい。


古代植物園の説明板(東高根森林公園)

19)「古代植物園」の『ヤマハゼ』樹木名札

日本の暖地から台湾、中国に分布する高さ5メートル位の落葉樹。ハゼノキに似ますが、枝葉や芽に毛があることで区別されます。秋に美しく紅葉。ウルシ科。


ヤマハゼの説明板(東高根森林公園)

20)ヤマハゼの落ち葉。


ヤマハゼの落ち葉(東高根森林公園)

21)「古代芝生広場」から「北入口」へ向かいます。


ムラサキの説明板(東高根森林公園)

22)東高根森林公園の「北入口」。


ムラサキの葉(東高根森林公園)

23)「北入口」の前を、東名高速道路が通っています。


古代植物園(東高根森林公園)

24)帰りは谷へ下って「けやき広場」を通り、「正面入口」へ戻ります。


古代芝生広場から北入口方向を望む(東高根森林公園)

25)「けやき広場」。


東高根森林公園の北入口

26)「けやき広場」。


◇BACK:神奈川県の古代遺跡【グレゴリウス写真館の目次】

◇HOME:グレゴリウス写真館