曽我梅林(撮影:2010年2月8日)


1)JR東海の御殿場線下曽我駅。「梅まつり」の幟が立っています。


●小田原市観光協会『第40回小田原梅まつり』より

小田原というと梅干しが有名だが、その梅は地元・曽我産。二月には曽我丘陵(国府津から下曽我地区)に3万5000本の白梅が咲き、『第40回小田原梅まつり』が平成二十二年一月三十日(土)~二月二十八日(日)に開催される。

メインの曽我梅林は御殿場線の下曽我駅を中心に中河原(なかがわら)会場、原(はら)会場、別所(べっしょ)会場に分かれており、富士や箱根、丹沢の山並みを眺めての散策も楽しい。曽我梅林のなかで、もっとも離れた中河原梅林と別所梅林は1キロメートル以上離れている。

小田原の梅に関する歴史は、下曽我駅に近い「梅の里センター」で紹介されている。小田原の梅干しは東海道の箱根越えの旅人がその薬効と腐敗防止に重宝したのが始まり。海に面した国府津(こうづ)には塩田もあり漬け込む塩も手に入りやすかったのだ。

栽培される品種は、江戸時代から「加賀白梅」の名で栽培される白加賀(しらかが)や、早咲きの十郎が主体。自慢の梅干を売る店も多く、どれを買おうか迷ってしまうほど。最近では低塩のものが人気を集めている。


2)先ず、下曽我駅から南へ向かいます。


3)いったん原梅林を通り過ぎて、別所梅林を訪ねます。


4)『曽我の里・別所梅林』の看板と『周辺案内図』。


5)別所梅林から、富士山を望みます。


6)『かながわの景勝50選・曽我梅林』石碑。


●神奈川県観光協会・かながわの景勝50選『曽我梅林(小田原市)』

小田原の名産といえば、梅干しで、江戸時代に耐久食品として珍重されたのが始まり。市内ではいまもつけ込み業が盛んである。粒は小さいが、肉は軟らかで厚く、しかも出来上がりが優美と評価は高い。

市の北東部、丘陵地帯の下曾我地区にある曽我梅林には、この梅干しの材料となる十郎、梅酒用白加賀を中心にざっと三万本が植えられている。樹齢二、三十年から数百年のものまであり、「梅の里」と呼ばれるのにふさわしい景観を見せている。

小田原で梅干しのつけ込みが盛んになったのは、良質な梅に恵まれていたことと同時に、つけ込み時に必要な多量の塩が相模湾岸の塩田から容易に手に入れることができたからである。さらに、小田原はもともと温暖な土地柄で、明治時代から保養地として、多くの人々を集めていたことも、つけ込み業に拍車をかけた。

曽我梅林では毎年二月一日から「梅まつり」が行われ、梅の甘酸っぱい香りを求めて、散策に訪れる人々は県内各地から後を絶たない。真っ白に、ほのかなピンクをまぶしたような梅の花があたり一面咲き乱れる光景は、まばゆいばかりだ。


7)別所梅林の白梅。


8)別所梅林のしだれ紅梅。


9)別所梅林の売店と屋台。


10)「本場曽我の里農家直売」の看板がある梅干売店。


11)「十郎梅」の梅干を買いました。


●小田原市『十郎梅のブランド化に取り組んでいます』より

小田原で生まれ、小田原で育まれた十郎梅は、全国収穫量が800トン程度と、梅全品種の収穫量の1パーセントにも満たず、その半数近くが小田原で収穫されている梅の品種ですが、果肉が厚く柔らかいことから梅干用品種の最秀品とされています。

また、皮が薄く破れやすいことから、収穫や加工等の際の生産者の細やかな作業によりその品質が支えられています。

更に、小田原の十郎梅干は、塩と梅だけで作られた伝統的な無添加の商品が主流であり、近年の調味梅干に飽き足らない消費者から根強い支持を受けています。


12)別所梅林の『十郎・梅干用』樹木名札。


13)十郎梅。


14)別所梅林の『白加賀・梅酒用』樹木名札。


15)白加賀梅。特に関東地方で多く栽培されている、梅酒用青梅の代表品種です。


16)別所梅林の『南高梅・梅酒梅干用』樹木名札。


17)南高梅。梅生産量日本一を誇る和歌山県のブランド品種です。


18)次に、下曽我駅の方向へ少し戻り、原梅林を訪ねます。


19)原梅林の白梅。


20)原梅林の梅抹茶試飲コーナー。


21)原梅林の梅抹茶試飲コーナー。


22)温かい梅抹茶をご馳走になりました。


23)原梅林付近から、富士山を望みます。


24)最後に、下曽我駅よりさらに北へ向かい、中河原梅林を訪ねます。


25)中河原梅林へ向かう道。


26)「中河原梅まつり運営委員会」の売店。


27)中河原梅林の白梅。


28)中河原梅林から、富士山を望みます。


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