黙示録の四騎士


■ヨハネの黙示録

『ヨハネの黙示録』は、新約聖書の最後に配置された預言書です。小アジアにおける七つの教会にあてた書簡という形をとり、終末において起こるであろう出来事の幻が語られます。著者は、自らを「しもべヨハネ」と称し、「神のことばとイエスのあかしとのゆえにパトモスという島にいた」と記していますが、これは伝承による使徒ヨハネの晩年の境遇と一致します。

図は、『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』に描かれた『パトモス島の聖ヨハネ』です(Wikipediaより)。


■黙示録の四騎士

四人の騎士は、小羊(キリスト)が解く七つの封印のうち、始めの四つの封印が解かれた時に現れます。 四騎士には、それぞれが地上の四分の一を支配する権力、そして、地上の人間を殺す権力が与えられています。伝統的には聖書の記述からやや外れて、四騎士は人間に破滅をもたらす疫病、戦争、飢饉、死を象徴するとされています。さらに、時代ごとにその苦悩を反映して、さまざまな解釈が行われてきました。

図は、アルブレヒト・デューラー作『黙示録の四騎士』です(Wikipediaより)。


■四騎士の特徴

聖書に記された四騎士の特徴を表に要約します。征服者による偽りの平和、内乱による戦争、社会的荒廃、人々の死滅と続くストーリーの流れが見られます。


■第一の騎士

『ヨハネの黙示録』6章2節に記される、第一の封印が解かれた時に現れる騎士です。 白い馬に乗り、手に弓を持ち、頭に冠を被っています。 勝利の上の勝利(支配)を得る役目を担っています。

この図と下記の3点の図は、ファクンドゥス作『黙示録の四騎士』の部分です(Wikipediaより)。


■第二の騎士

『ヨハネの黙示録』6章4節に記される、第二の封印が解かれた時に現れる騎士です。 赤い馬に乗り、手に大きな剣を握っています。 地上の人間に戦争を起こさせる役目を担っています。


■第三の騎士

『ヨハネの黙示録』6章6節に記される、第三の封印が解かれた時に現れる騎士です。 黒い馬に乗り、手には天秤を持っています。 地上に飢饉をもたらす役目を担っています。


■第四の騎士

『ヨハネの黙示録』6章8節に記される、第四の封印が解かれた時に現れる騎士です。その名は「死」と言い、 青白い馬に乗り、側に黄泉(ハデス)を連れています。地上の人間を死に至らしめる役目を担っています。


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