カチューシャ(ロシア歌曲)


■ロシア歌曲「カチューシャ」について

「カチューシャ」はソビエト連邦時代の1938年にロシアで作られた歌曲です。作詞者はミハイル・イサコフスキー、作曲者はマトヴェイ・ブランテルです。

この歌曲は、カチューシャという娘が川の岸辺で恋人を想って歌う姿を描いています。カチューシャとはエカテリーナの愛称形です。当初の歌詞は一番と二番しかなく、カチューシャの恋人が兵士として徴用されていることを示唆する内容はありませんでした。

しかし当時の不穏な世界情勢を反映して、国境警備に当たる若い兵士を故郷の恋人が思って歌うという設定で三番と四番の歌詞が書き足されました。

やがて1941年6月に独ソ戦(ロシアにとっての大祖国戦争)が始まると、戦場の兵士に広く愛されて歌われるようになり、代表的な戦時流行歌として定着しました。


■ロシア歌曲「カチューシャ」の歌詞

【1】

Rastsvetali iabloni i grushi,
林檎と梨の樹々が花咲いていた

Poplyli tumany nad rekoj.
霧が川面を覆っていた

Vykhodila na bereg Katyusha,
カチューシャは岸辺を歩んで行った

Na vysokij bereg na krutoj.
高く切り立った岸辺を

【2】

Vykhodila, pesniu zavodila
彼女は歩みながら歌を歌った

Pro stepnogo, sizogo orla,
灰色をした大草原の鷲の歌を

Pro togo, kotorogo liubila,
彼女が愛している者の歌を

Pro togo, chi pisma beregla.
彼女がその手紙を大切にしている者の歌を

【3】

Oj ty, pesnia, pesenka devichia,
おお、歌よ、乙女の可憐な歌よ

Ty leti za iasnym solntsem vsled.
明るい太陽を追って飛び

I bojtsu na dalnem pograniche
遠い異郷にいる戦士のもとに届けよ

Ot Katyushi peredaj privet.
カチューシャからの挨拶を

【4】

Pust on vspomnit devushku prostuiu,
彼は純朴な乙女を想い起すだろう

Pust uslyshit, kak ona poet,
そして、彼女が歌うのを聞くだろう

Pust on zemliu berezhet rodnuiu,
彼は祖国の大地を守り抜き

A liubov Katyusha sberezhet
カチューシャは二人の愛を証すだろう

◇LINK (new):https://www.youtube.com/watch?v=9lctw6K-fr4


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